全国環整連 第47回全国大会
大会主催者あいさつ
全国環整連第47回全国大会の開催にあたり、大会テーマを
「生活排水の適正処理と役割」
とした。
私たち一般廃棄物処理業者は、市町村の委託又は許可に基づき一般廃棄物の処理及び収集運搬の業務を遂行し、廃掃法の目的である生活環境の保全と公衆衛生の向上に努めている。
環境省は、小浜市事件最高裁判決(平成26年1月28日第三小法廷判決)を 踏まえ、10.8通知を発出した。この通知では、委託及び許可の場合においても 市町村が統括的責任を有するものであると改めて一般廃棄物処理責任の性格について言及するとともに、最高裁判決の趣旨として「廃棄物処理法において、 一般廃棄物処理業は専ら自由競争に委ねられるべき性格の事業とは位置付けられていないものといえる」と明記したうえで、一・般廃棄物処理計画の適正な策定 及び運用をなされたいとしている。
その正しい理解に基づけば、区域の定めのない計画や不当な新規許可などの問類は明らかであり、市町村と業界とでその認識を共通のものとして一般廃棄物の適正処理が進められることが望ましい。
全国環整連では、国民生活にとって適正な廃棄物処理が不可欠であるとの観点から、第46回全国大会において一般廃棄物処理計画の完全実施を全国環整連の指針として定めた。
今回の全国大会では、この指針を踏まえ10.8通知への理解を一層深めることにより、一般廃棄物処理計画の完全実施を目指す。
また、昨今ITの進歩に伴い、社会の様々な分野でデジタル化が進展している。 われわれの業界においては、浄化槽の適切な維持管理を進めるうえでデジタル化が喫緊の課題である。 すでに、「浄化槽電子カルテシステム」に基づき経時的に浄化槽を管理していくことが可能となり、デジタルデータに基づいた業務の効率的な推進を図ること により、地域の水域における水質改善に寄与することも期待される。
今回の全国大会では、浄化槽の維持管理におけるデジタル化について理解を深め、取り組みを加速させる。
静岡県環境整備事業協同組合
理事長 飯塚泰行
大会実行委員長 永田晴康
主催 | 全国環境整備事業協同組合連合会 | |
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担当 | 全国環整連東海近畿地区協議会 静岡県環境整備事業協同組合 | |
後援 | 環境省 静岡県 浜松市 静岡県市長会 静岡県町村会 | |
開催日時 | 令和5年10月30日(月) | |
開催内容 |
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